Zen Cart日本公式サイトをMODX化しました

Zen Cart日本公式サイトはPukiWikiを使って運用されていましたが、これをMODXに載せ替えました。

HTMLを書かずに手軽にガンガン更新できるのがwikiのいいところですが、現在のコアチームで手を動かせる人は(私も含めて)PukiWiki記法に慣れておらず、逆に扱いにくいです。PukiWikiに慣れているベテランメンバーは、忙しくてほとんど動けません。

簡単にサイトを管理できればなんでもいいのですが、とりあえず私はMODXが得意なのでMODXへの載せ替えを提案しました。手を動かせる人が他にいればWordPressやMTを採用していたかもしれません。

まず普通にMODXをインストールします。次にテンプレート。PukiWikiもテンプレート制御でページを出力していますので、切り抜いてテンプレートを作るのに数十秒。

あとは、各ページで該当ブロックをコピー・ペーストするだけです。コンバートプログラムがあれば楽ですが、どのみち目視でチェックする必要はありますし、40ページ程度なのでチェックも兼ねて手作業で移します。

「使用エディター」は「なし」にしておきます。

Firebugを使って、対象領域を選択します。

コピーし、MODXの投稿画面に貼り付けます。あっという間に1ページ完了です。

投稿画面のアクションバーのモードを「次の作成」にしておくと、ひとつのページが終わるたびに新しい投稿画面を開く操作を省くことができるため、リズムを崩さず次々にコピペ作業を繰り返すことができます。

全部のページをコピーし終えたら、site_contentデータをSQLダンプとして落としてテキストエディタで開き、いろいろ調整します。正規表現なども使いますし、慣れてないと難しい作業かもしれません。いろいろありますが、個人的には、PukiWikiの出力するタグが冗長なのが気になりました。

この時、ちょっとしたコツがあります。サーバ上のassets/backup/ディレクトリにSQLデータを置き、WinSCPやFileZillaなど、テキストファイルを直接的な操作で更新できるタイプのクライアントツールを用いて、こまめに上書き保存。更新するたびに、MODX管理画面のリストア画面のスナップショットタブで「このデータに戻す」を実行し、更新を反映します。

失敗したと思ったらテキストエディタの ctrl + z で戻していけばいいだけなので楽です。

  • RSSフィードはDitto
  • サイトマップはWayfinder
  • サイト内検索はGoogle CSE。MODXにはAjaxSearchという拡張機能がありますが、今回は使いません。なかなか高機能なんですが、score判定を行なわないため実用的ではないからです。

全部を移し替えるのに、2時間か3時間くらいでした。

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