MODX Evolution 1.0.9 Restarts the Little Engine that Could
リトルエンジンというのはEvoの小規模なパーサのことを指しているのかと思いましたが、そうではなくて、アメリカで有名な童話のイメージになぞらえているみたいです。壊れたベテラン機関車の代わりに、大切な荷物を届ける使命を負った小さな機関車。彼は「こんなの簡単、僕ならできる!」と言い聞かせながら峠を乗り越えて使命を果たします。
というわけで、新生EvoチームによってMODX Evolution 1.0.9をリリースすることができました。「古くて複雑な構造のCMSの修正を実現した!」みたいな話になってますが、実際のところ、修正できるのに「しなくていい」と長期に渡って阻んでいたのは誰かと・・
チームを牽引する機関車役を務めているのは、ウクライナのドミトロ。東欧・ロシア圏ではEvolutionの支持が高く、本家で配布されてないような便利なスニペットなども豊富に流通しています。
今回の件は、ドミトロがライアンに「私が鍵を預かる」と伝えたことがきっかけです。LLC代表のライアンとしても、かれこれ一年近く「門番」を探していたので、やっと念願がかなったことになります。日本チームは率先して名乗り出るべきでしたが、日本はシェアが低くて難しい。ロシア語圏はEvoの市場がそこそこ成り立っています。
ドミトロを筆頭として、日本の自分、ドイツのジャコ、ロシアのAgel_Nashの4人で新しいEvoチームを構成しています。お互いに尊敬し合える最高のチームワークです。
※注・Agel_Nashは参加スタンスの違いにより現在は脱退しています。チームに属さず、個人として自由な立場からコミットしたいということのようです。
実際の開発は、トラッカーとSkypeチャットがベース。基本的にはトラッカーにチケットをガンガン並べて片っ端から処理していきますが、難しい話はSkypeに持ち込まれて、その場で修正します。スピード感があります。